え?形だけの離婚?

こんにちは!

ふくやま mirai 離婚相談室
カウンセラー行政書士の木村浩康です。

さて今回の事務所のトピックスは、
仮装離婚と不倫に関するお話です。

夫は、定職を持っているものの無類のパチンコ好き。
休日に朝から晩までパチンコしているのは日常茶飯。

そんなある日、夫が血相を変えて妻にこう言った。

「形だけ離婚をしてくれ!」

理由を尋ねると、パチンコで多額の借金をし、
その返済のため、ヤ
ミ金からお金を借りてしまったとか。

そして、強引な取り立てを受けて、
今度家に行って、家族に請求する」と言われたとか。

危険だから形だけ離婚して、安全な実家に避難して欲しいと言われ、
仕方なく夫のいう仮装離婚に応じたが、

夫が妻に仮装離婚を言い出した本当の理由は、
パチンコ屋で知り合った別の女性と再婚するためだった、、、

夫婦の間において、真実は離婚する意志がないにもかかわらず、
離婚届けを提出することがあります。

そのようなことをする主な理由は、離婚を理由に財産を妻名義に代え、
債権者に財産を取られないようにするため。

そして、前述の例のように、債権者の違法取り立てを免れたり、
妻が高金利の借金をかぶらないようにするため、というのが主な理由です。

ところが、夫の真の目的が他の女性との再婚であったなら、
妻としては、離婚の無効を声を大にして主張したいところです。

しかし、最高裁は、たとえ離婚が夫婦の仮装離婚であったとしても、
離婚は法律的に有効に成立するとしています。

また、夫の詐欺を理由とする離婚の取り消しにつきましても、
詐欺の立証責任は妻の側にあり、その立証は簡単ではありません。

以上、夫が急に離婚を切り出してきた場合、
もっともらしい理由の裏に何かが隠されていることが非常に多く、

夫のいう、もっともらしい仮装離婚に応じれば、
その後離婚の取り消しは、非常に難しい点にご留意を下さいませ。

なお、離婚後に元夫の不倫や不貞行為が分かった場合、
元夫と不倫女性に慰謝料請求できるかどうかが問題となりますが、

離婚によって不貞行為(不法行為)が消えるわけではありませんので、
慰謝料請求を行うことは法律的に可能です。

この点、元夫が、離婚の時に作成した離婚協議書を持ち出して、
「離婚後何ら請求しない」と約束したではないかと反論するかもしれませんが、

その離婚協議書を作成した当時、妻は、夫の不倫を知らなかった以上、
その精算条項は、錯誤により法的に無効となり、請求の妨げにはなりません。

以上、仮装離婚と不倫に関するお話でした。
少しでもご参考になれば幸いです。

ふくやま mirai 離婚相談室

〒720-2124
広島県福山市神辺町川南419-1
レイクタワービル503

離婚相談&不倫相談
木村法務行政書士事務所

行政書士木村浩康
TEL 084-963-2351

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